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都合の良い時代錯誤

 インターネットで拾った福島県のローカルニュースです。

『担当省は「対応不可」/定員増の医大特区/県、実現へ国に意見提出
 県が6月末に提案した医師不足地域の大学医学部の入学定員を自治体の判断で増員できるようにする構造改革特区について、文部科学、厚生労働の両省は21日、「対応不可」との回答を公表した。両省とも「引き続き医学部定員の削減に取り組む」とした平成9年の閣議決定を理由に挙げている。県は特区の実現を求め、来週中に国に対して両省の回答を踏まえた意見を提出する。』

 これだけ医師不足が話題になっているのに、もう10年前になる平成9年の閣議決定を基に回答する感覚が信じられません。数十年前に決定したもう役に立たない公共事業を進めるのと同じ感覚、危機感をもって対応していただきたい。そのくせ勝手な切り捨ては素早いんですよね。


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UTP

担当者も内心「変だな」と思いつつ、でもズルズルと既定方針どおり進めてしまう、怖いシステムですよね。
「この国の失敗の本質」という、ちょっと前の出版ですが、最近読みました。太平洋戦争の当時に、こういう失敗をさんざんやってるんだそうです。

しかし、特区というのはウマい手かもしれません。
by UTP (2006-07-22 21:38) 

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