SSブログ

地方に医師を定着させるには

 前回の記事のように、地方の大学の定員を増やしても、卒後県外に出て行けば無駄になってしまいます。あまり有効な手段とは思いません。

 自治医科大学の卒業生は9年間地元で働くと、自治医科大学6年間の授業料が免除になります。そしてその9年間は県の公務員です。しかしその後は自動的に退職になってしまう自治体が多いそうです。そのまま県職員として雇用して、県内の公立病院に派遣するべきじゃないでしょうか?卒後ずっと継続して公務員って、医師にとっても結構魅力だと思います。年間2,3人ですけど、県独自で人事できる医師を確保できるのは、県にとっても良いことじゃないでしょうか?

 次に思いつくのは、高額の奨学金を貸与することです。6年間で1000万ぐらいを、奨学金としては高利で貸与するんです。そして県内で長期間、医師として働くと返済を免除する。1000万返さなくていいなら県内で働くでしょう。その代わり、ちゃんと県内で雇用先を確保してくださいよ。

 こんなの、どうでしょうか?


nice!(0)  コメント(5) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 5

UTP

complaints先生、質問です。
奨学金は、県内の医学部だけ、あるいは、その県の高校を卒業した医学生が対象なんでしょうか。それとも、全国どこでも対象なんでしょうか。

医学部は圧倒的に大都会、それも東京か大阪に多いですから、効率的な面を考えると、「県内」限定はどうもウマくないように思います。
by UTP (2006-07-25 21:35) 

complaints

 ただの思いつきですから、そんなに真剣に考えないでくださいね。
 私が想定しているのは、医師不足で悩む○○県が、県の貴重な財源から○○県で働いてくれる医師に奨学金を出すというものです。○○県の必要度に応じて定員を決めれば良いと思います。対象は全国の医学部でしょうが、地元からの応募が多くなるでしょうね。
 欠点は、元々○○県で働くつもりの学生ばかりが奨学金を貰うことになるかもしれないことです。
by complaints (2006-07-25 22:34) 

UTP

御回答ありがとうございました。全国から集めたほうが、効率は高そうに思います。それに、この方式を実施する県が少数なら、案外『県外』…といっても大半は東京大阪でしょうが…からの応募が○○県人よりも多くなるかもしれません。あちこちで実施しだすと競争相手が増えて…。
by UTP (2006-07-26 13:10) 

はじめまして。
東北や山陰のいくつかの県では、その様な奨学金があります。僕は脱サラ医学生なので、その様な奨学金を当てにしていたのですがうちの県にはありませんでした(>_<)
complaints さんがおっしゃるように、月10万~15万なので、だいたい1000万前後になりますね。うちの県でも今度から始まるようですが、卒後12年間のうちに9年以上勤務しろ、と言う条件だそうです。
by (2006-07-29 01:37) 

complaints

 情報ありがとうございます。そんな奨学金が実際にあるんですね。私の考えもまんざらでもなかったようです。Julianさんはその恩恵に与れなかったようで残念でしたね。ピンチになってやっと動くのが国や県です。県のほうが小回りが効くだけましだと思います。
by complaints (2006-07-29 10:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

都合の良い時代錯誤日本人の寿命 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。